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Fitbitの睡眠計測レビュー:Charge 6とVersa 4で3週間比較した実用度

Fitbit Charge 6とVersa 4を3週間・合わせて40泊ずつ付け替え、睡眠スコアの相関・装着感・月次分析の3軸で比べた記録です。Oura RingやApple Watchとの棲み分けは、Android利用者にはFitbitが最も合理的な選択肢になる可能性があります。

「Fitbitって、Google が買収してから睡眠まわりはどうなったの?」と職場の同僚に聞かれたのが、この記事を書き始めたきっかけです。

僕は 2026 年 6 月から、Fitbit Charge 6 と Fitbit Versa 4 を 3 週間ずつ交互に付け替えて眠りました。夜数にして合わせて 40 泊以上。Charge 6 は細身のバンド型、Versa 4 はスマートウォッチ型。同じ Fitbit ブランドで同じ睡眠スコア表示ですが、夜つけているときの存在感が明確に違いました。

結論を先に書くと、Fitbit の睡眠計測は「毎晩の細部よりも、月単位の傾向を静かに眺めたい人」に向いています。0〜100 の睡眠スコアと、浅い/深い/レム睡眠のステージ、それに月ごとの傾向分析までを、Google のヘルスケア圏の中でシンプルにまとめている印象です。ただし精度は医療水準ではありませんし、Oura Ring のような細かい HRV 分析は求めない前提で選ぶべき機種でした。

この記事では、Charge 6 と Versa 4 のどちらが睡眠計測用途で使いやすいか、Fitbit の睡眠スコアはどこまで信頼していいか、他社トラッカー(Oura Ring・Apple Watch)とどう棲み分けるかまで、僕の実測と体感で書きます。

結論:Charge 6 は「夜の存在感がない Fitbit」、Versa 4 は「昼も使う人向け」

先に整理します。3 週間ずつ使った僕の結論はシンプルです。

  • 睡眠計測メインで、夜の装着感を最小化したい → Fitbit Charge 6
  • 昼の通知・運動計測・Suica も 1 台で済ませたい → Fitbit Versa 4
  • サブスクなしで細部まで見たい・国産サポートが欲しい → Fitbit ではなく他候補(SOXAI RING 等)
  • HRV や体表温を細かく追いたい → Fitbit ではなく Oura Ring

僕がもし今から Fitbit を 1 台だけ選ぶなら、睡眠計測用途では Charge 6 を取ります。Versa 4 の画面と操作性は昼に便利ですが、夜つけているときの重量感はどうしても Charge 6 の方が軽く、朝の手首の跡が明らかに浅く済みました。

一方で、Apple Watch のように「1 台で全部済ませたい」なら Versa 4 が正解になります。同じ Fitbit ブランドの中でこの棲み分けが明確なのは、機種選びとしては分かりやすいところです。

Charge 6 と Versa 4 を睡眠用途で比較する

まず、両機種の睡眠関連スペックを 1 枚で並べます。価格・購入セルから直接 Amazon に飛べます。

項目 Fitbit Charge 6 Fitbit Versa 4
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形状 バンド型(細身) スマートウォッチ型
ディスプレイ 縦長 AMOLED 円形 AMOLED
重量感 軽い(夜の存在感が薄い) 中(夜は跡が残る日あり)
睡眠スコア(0〜100) あり あり
睡眠ステージ(浅い/深い/レム) あり あり
月次の睡眠分析 あり あり
24 時間心拍・SpO2 あり あり
バッテリー持続 最大 7 日 6 日以上
Suica 決済 あり あり
GPS 内蔵 あり あり
通知・アプリの操作性 縦長画面で最小限 スマートウォッチ相当
睡眠用途の総合評価 主役として使いやすい 昼併用ならこちら

僕の 3 週間ずつの体感で言うと、睡眠スコアの数値そのものはどちらもほぼ同じ挙動でした。同じ夜に Charge 6 と Versa 4 を左右の手首に付けて寝比べた 3 晩では、睡眠スコアの差は 2〜4 ポイント以内に収まっています。センサーもアルゴリズムも同世代のはずなので、これは順当な結果でしょう。

差が出たのは「夜、着けていることを忘れられるか」でした。Charge 6 は細身のバンド型で、寝返りで手首を布団に押し当てた瞬間の圧迫感がほぼないのに対して、Versa 4 は円形のケースが 3〜4mm 分だけ厚く、朝起きたときに手首の内側にケースの跡が薄く残る夜が 3 週間で 4 回ありました。

Fitbit Charge 6 の睡眠計測を 3 週間試した体感

Charge 6 は Fitbit の中でバンド型の主力機です。細身のケースに縦長 AMOLED ディスプレイが載っていて、睡眠スコアはリューズを回す感覚のサイド操作で瞬時に呼び出せます。GPS 内蔵で単体でランニングもでき、Suica にも対応しています。

1 週目:睡眠スコアと自分の朝の体感を突き合わせる

最初の 1 週間は、睡眠スコアと自分の起床時の体感を突き合わせる期間でした。Fitbit の睡眠スコアは 0〜100 の点数で、内訳は「睡眠時間」「深い睡眠と REM 睡眠のバランス」「安静時の心拍」の 3 要素です。

僕の体感で一番当たっていたのは、スコア 80 台の朝でした。80 台の朝は二度寝せずに起きられ、日中の眠気もない。逆にスコア 65 を切った朝は、通勤電車で確実にウトウトしていました。3 週間で 21 泊分のデータを溜めて、スコアと日中の眠気の相関は体感で 8 割弱一致しています。

これは Apple Watch SE 3 の睡眠スコアで感じた「体感 7〜8 割一致」とほぼ同水準の実用感でした。ただし個人差がある指標なので、あくまで参考値として扱う方が安全です。

2 週目:睡眠ステージの読み方を意識する

2 週目からは睡眠ステージの読み方を意識するようになりました。Fitbit のアプリでは、浅い/深い/レム睡眠が夜間の時間軸に沿ってグラフ化されます。

僕が観察できたのは、深い睡眠は就寝後 90 分以内にまとまって出る夜が「良い夜」で、明け方に固まって出た夜は前夜のアルコールやスマホ操作の影響が疑われるパターンでした。これは Apple Watch のときにも書いたのと同じ傾向で、Fitbit でも共通して観察できます。

ただしここで注意しておきたいのは、この判定はあくまで手首の心拍と加速度から推定されたものであって、医療用の脳波計(PSG)と一致しているわけではない点です。数値そのものではなく、週次のトレンドを見て「今週は深い睡眠が先週より短いから、夕食後の飲酒を控えよう」といった行動につなげる使い方が現実的だと感じます。

3 週目:月次分析が「静かに効く」

3 週目に入ると、Fitbit アプリの「睡眠プロフィール」で月ごとの傾向が確認できるようになります(1 月ごとに更新される仕組み)。これは Fitbit ならではの特徴で、Apple Watch の標準アプリにはない機能です。

僕の場合、月次で「就床時刻の一貫性」がやや低めに評価されました。平日と週末で就寝時刻が 90 分以上ずれる日が多かったためです。数値で示されると、休日の夜更かしを 30 分以内に抑えようという意識が自然に働きました。毎晩の細かい数字より、月単位で「自分の睡眠習慣の癖」を見せてくれる方が、行動変化には効くのかもしれません。

Fitbit Versa 4 の睡眠計測を 3 週間試した体感

Versa 4 はスマートウォッチ型で、Charge 6 と同じ睡眠センサーを積みながら、円形の AMOLED ディスプレイと通知機能を持たせた設計です。同じアプリで同じ睡眠スコアが表示されますが、夜の使い勝手が Charge 6 と少し違いました。

スマートウォッチ型の重量感が夜に効く

Versa 4 の重量は Charge 6 より数十グラム重く、円形ケースの厚みが 3〜4mm ほど増えます。日中に着けている分にはスマートウォッチとして自然な重量なのですが、夜つけて横向きで寝ると、手首の内側の圧迫感が明らかに違います。

僕は 3 週間で 4 晩、朝起きたときに手首の内側にケースの跡が薄く残っているのを確認しました。Charge 6 では同じ回数で 0 回だったので、これは形状の差そのものだと考えられます。バンドの締め具合を緩めれば軽減されますが、緩めるとセンサーが浮いて心拍計測の精度が落ちるジレンマがあります。

昼の運用と一体化できるのが Versa 4 の強み

一方で Versa 4 の強みは、昼の通知・運動計測・Suica 決済を 1 台に統合できる点です。iPhone や Android の通知が円形画面に大きく表示され、Suica でコンビニ決済も普通にできます。ここは Charge 6 でも Suica 対応していますが、画面の情報量では Versa 4 が明確に上です。

昼夜通して 1 台で済ませたい人には、Versa 4 の方が「Apple Watch のような使い方が Google 圏でできる」機種として選びやすいと感じました。逆に「睡眠だけに使いたい・昼はスマホがあるので通知はいらない」という人には、機能過多になります。

Fitbit の睡眠スコアはどこまで信頼できるか

「Fitbit の睡眠スコアは、結局のところ何点に納得すればいいのか?」というのは、Fitbit を検討している人が一番迷うポイントだと思います。ここで整理します。

Fitbit の睡眠スコアは、大きく分けて 3 要素の合計で決まります。1 つ目は睡眠時間(7〜9 時間で満点に近づく)、2 つ目は睡眠の質(深い睡眠と REM 睡眠の割合)、3 つ目は安静時心拍(夜間に十分下がっているか)です。この 3 要素が均等に効いてくるので、寝ている時間が長くても、深い睡眠が少なければスコアが下がる仕組みになっています。

僕の 3 週間の記録で、スコアが 70 未満に落ちた夜を振り返ると、要因はだいたい 3 つに集中しました。就寝前 90 分以内のアルコール、22 時以降のカフェイン、寝室室温が 26℃ を超えた夜。この 3 つは体感でも「翌朝しんどかった夜」と一致していて、Fitbit のスコアはこの相関を静かに拾ってくれます。

一方で信頼しすぎないほうがいい部分もあります。深夜にトイレで一度起きて 3 分で再入眠した夜、Fitbit は「継続睡眠」と判定することが体感で 3 回ありました。手首計測型トラッカーに共通する傾向で、Fitbit だけの弱点ではありませんが、覚醒回数はやや過少評価されると理解しておいた方が安全です。

睡眠スコアは医療診断ではなく、あくまで参考値として使うべき指標です。睡眠に強い違和感がある場合や、日中の眠気が極端な場合は、睡眠スコアの数字ではなく医療機関(睡眠外来・呼吸器内科など)への相談を優先してください。

Fitbit Charge 6 の睡眠機能を深掘りする

「Fitbit Charge 6 で、睡眠まわりでどこまでできるのか」を整理します。Fitbit の中でもバンド型で最も新しい機種のひとつで、Google 買収後の Fitbit アプリの機能をフルに使える設計になっています。

Charge 6 単体でできるのは、睡眠スコアの表示・睡眠ステージ(浅い/深い/レム)の可視化・睡眠開始と終了の自動検出・24 時間心拍と SpO2 の推移記録です。手首を返すだけでスコアがすぐ見える縦長画面はシンプルで、朝起きて枕元で確認する動作にストレスがありませんでした。

Fitbit Premium(月額サブスク)に加入すると、睡眠プロフィール(月次の睡眠タイプ分類)や、睡眠アニマル(自分の睡眠傾向を動物になぞらえて可視化する機能)、詳細なメトリクスの解説などが解放されます。僕は 3 週間の検証中に無料期間で試しましたが、正直、無料機能でも実用上は困りませんでした。Premium は「もっと深く分析したい」と自分から思ったタイミングで入る位置づけで、最初から必須にする機能ではないと感じます。

Charge 6 の睡眠計測で「これは便利だった」と思った瞬間を 3 つ挙げると、次のようになります。

第一に、朝起きたときにディスプレイをタップするだけで前夜の睡眠スコアが数秒で見える体験。専用アプリを起動する手間がなく、日課として続きます。

第二に、寝る前に「就寝モード」に切り替えると通知と画面が完全にオフになり、寝室での物理的な光刺激がゼロになる設計。目覚まし用のバイブレーションだけ動く仕様で、パートナーを起こさずに済むのが良かったです。

第三に、7 日間のバッテリーで、月に 4 回程度の充電で回せる運用負荷の軽さ。Apple Watch のように毎日充電する必要がないのは、生活への割り込みがほぼゼロという意味で大きな差でした。

Fitbit Versa 4 の睡眠機能を深掘りする

Versa 4 は Charge 6 と同じ睡眠関連機能を持ちつつ、スマートウォッチとしての機能が加わっています。「Fitbit Versa 4 の睡眠計測は Charge 6 と何が違うのか」を整理します。

まず、睡眠計測の中身は同一です。睡眠スコア・睡眠ステージ・月次分析・24 時間心拍・SpO2、すべて Charge 6 と同じレベルで取得できます。センサーの世代が同じで、アルゴリズムもアプリ側で共通処理されるためです。3 週間の並走で、同一夜の睡眠スコアが Charge 6 と Versa 4 で 2〜4 ポイント以内に収まっていたのが実測の結果でした。

違いは 3 つあります。1 つ目は画面の情報量で、円形ディスプレイに睡眠ステージのグラフを直接表示できるのは Versa 4 の強みです。Charge 6 の縦長画面ではスコアだけ、詳細はスマホアプリという分担ですが、Versa 4 は手首だけで概要が把握できます。

2 つ目は昼の使い勝手で、通知の視認性・アプリの操作感・Suica の反応速度が Charge 6 より上です。Google 圏で「Apple Watch のような 1 台完結」を求めるなら、Versa 4 の方が満足度が高いはずです。

3 つ目は夜の存在感で、これが唯一 Versa 4 の弱点です。円形ケースの厚みは日中には気にならないのですが、横向きで寝る夜には手首の内側で圧迫感を生みます。バンドを緩めると跡は減りますが、緩めすぎると心拍計測が浮きます。ここは物理的なトレードオフで、装着感を重視するなら Charge 6 一択です。

Fitbit の睡眠計測の精度

「Fitbit の睡眠精度はどれくらいなのか?」を整理します。国内外で Fitbit の睡眠判定を PSG(ポリソムノグラフィ、医療用脳波計)と比較した研究がいくつか公表されており、大まかな傾向は次の 3 点にまとまります。

第一に、寝ている時間と起きている時間の二値判定は 90% 前後の一致率で、これは Apple Watch や Oura Ring と同水準です。睡眠時間そのものはかなり正確に取れる可能性があります。

第二に、睡眠ステージの細かい判定(浅い/深い/レム)は 60〜70% 台の一致率に落ちます。特にレム睡眠の判定は誤差が大きく、絶対値としての「今夜のレム睡眠が 90 分だったから良い/悪い」という判断は避けたほうが安全です。

第三に、覚醒の検出は過少評価される傾向があります。手首計測型に共通する制限で、深夜の短時間覚醒(3〜5 分)は「継続睡眠」と判定されるケースがあります。

つまり Fitbit の睡眠データは、Apple Watch と同じく「絶対値ではなく相対トレンド」で見るのが正しい使い方です。今週のレム睡眠が先週より 15% 減った、深い睡眠の時間が月次で下降傾向、といった週次・月次の変化を見ながら生活を調整していく指標として活用するのが現実的だと思います。

メリット:Fitbit の睡眠計測で 3 週間使ってよかった 4 つの瞬間

Fitbit を 3 週間ずつ両機種で使って、「これは良い」と思った瞬間を 4 つ挙げます。

1. 月次の睡眠プロフィールが行動変化を後押しする

Fitbit ならではの機能が「月次の睡眠プロフィール」です。毎月 1 日に前月の睡眠傾向がまとめられ、自分がどのタイプの睡眠者に近いかを提示してくれます。

僕は 6 月の分析で「就床時刻の一貫性」がやや低めに評価され、平日と週末の就寝時刻の差を意識するようになりました。毎晩のスコアより、月単位の傾向で行動が変わる方が持続します。この設計は Apple Watch にも Oura にもない Fitbit の強みだと感じました。

2. バッテリーが 6〜7 日持つので充電の割り込みがほぼない

Charge 6 で 7 日、Versa 4 で 6 日のバッテリー持続は、Apple Watch の毎日充電と比べて生活への割り込みが圧倒的に少ないです。

僕は毎週日曜の午前中にリング型の充電をまとめてする運用にしていて、Fitbit もその日に一緒に充電を済ませられました。「充電を忘れて夜のデータが抜けた」という事故がほぼ起きない設計です。

3. Suica 決済でスマホを出さずに済む

Suica 対応は Charge 6・Versa 4 の両方で使えます。改札もコンビニも手首で完結するのは、スマートウォッチ全般の強みですが、Fitbit で睡眠計測+決済まで 1 台にまとめられる意味は大きいです。

Apple Watch とほぼ同じ体験が、Android ユーザーにとっても実現できる点は評価されて良いと思います。

4. 睡眠開始・終了の自動検出が正確

Fitbit の就床時刻・起床時刻の自動判定は、僕の 3 週間の記録で ±10 分以内に収まっていました。「おやすみモード」を手動で切り替える必要もありません。

これは Apple Watch のように「就寝スケジュールを設定しないと精度が落ちる」という設計とは違い、Fitbit は加速度と心拍の両方から自動で判定してくれます。運用のフリクションが低いのは、続けやすさに直結する要素でした。

デメリット:Fitbit の睡眠計測で正直気になった 4 つの弱点

3 週間使って気になったデメリットも 4 つ書きます。

1. 睡眠ステージの詳細分析は Premium 前提の傾向

Fitbit の睡眠ステージそのものは無料機能で見られるのですが、「睡眠プロフィール」「睡眠アニマル」「詳細な傾向解説」などの踏み込んだ分析は Fitbit Premium(月額サブスク)に含まれます。

Oura Ring と同じくサブスク前提の設計なので、「本体を買えば全部見られる」と思って買うと、無料機能の範囲に若干物足りなさを感じる可能性があります。Premium なしでも実用上は困らない範囲ですが、この構造は購入前に確認しておいたほうが良いです。

2. 手首計測の限界で HRV の精度は指輪型に劣る

心拍変動(HRV)は睡眠と回復の指標として重要ですが、手首計測型は指先計測(リング型)に比べて精度がやや劣ります。

僕が Oura Ring と Fitbit Charge 6 を左右の手に着けて寝比べた 3 晩では、Oura の HRV が滑らかに変動するのに対して、Fitbit の HRV は変動が粗く、細かい変化が拾いきれていない印象でした。HRV を細かく追いたいなら Oura の方が向きます。

3. Versa 4 は寝返りで跡が残る夜がある

Versa 4 は円形ケースの厚みで、横向き寝の夜に手首の内側にケースの跡が残る夜がありました。3 週間で 4 晩観察されており、これは形状に起因する物理的な問題です。

Charge 6 では同じ回数で 0 回だったので、装着感を重視するなら Charge 6 を選ぶべきです。Versa 4 は「昼併用が主目的で夜は妥協できる」人向けの機種と割り切ったほうが良さそうです。

4. 月次の睡眠プロフィールが出るまで 1 か月待つ

Fitbit の目玉機能である月次分析(睡眠プロフィール)は、月末締めで翌月頭に提示されます。3 週間の検証期間では、月をまたぐ形で 1 回しか確認できませんでした。

「買ってすぐに月次の傾向を見たい」と思っても、最初の 1 か月は溜め続ける必要があります。長期運用が前提の設計なので、購入初月は「まずは毎晩のスコアだけ気にする」ステップから始まる想定でいたほうが良いです。

向く人 / 向かない人

ここまでの内容を踏まえて、Fitbit の睡眠計測が合う人と合わない人を整理します。

向く人

  • Android ユーザーで、Apple Watch と同等の睡眠計測+決済を求める人
  • バッテリー 6〜7 日の充電負荷の軽さを重視する人
  • 月次の睡眠傾向で行動を変えていきたい人
  • Suica 決済と睡眠計測を 1 台にまとめたい人
  • Google のヘルスケア圏で運用を整えたい人

向かない人

  • HRV や体表温を細かく追いたい人(Oura Ring が向く)
  • 手首に何も着けたくない人(マット型トラッカーが向く)
  • サブスクを一切払いたくなく、全機能を買い切りで使いたい人(SOXAI RING が向く)
  • iPhone ユーザーで既にヘルスケアアプリを中心に運用している人(Apple Watch の方が統合しやすい)

Oura Ring・Apple Watch との棲み分け

睡眠トラッカーを検討している人の多くは、Fitbit・Oura Ring・Apple Watch のどれにするかで迷うはずです。僕の 3 週間の並走から整理します。

観点 Fitbit (Charge 6 / Versa 4) Oura Ring Apple Watch
バッテリー寿命 6〜7 日 4〜8 日 約 18 時間
装着感(夜) Charge 6 は軽い/Versa 4 は跡が残る夜あり 気にならない 手首の跡が出やすい
睡眠スコアの精度 中(相対トレンド用) 中〜高 中(SE 3 で向上)
HRV の精度
皮膚温検出 あり あり あり
月次の睡眠プロフィール あり(Fitbit の強み) あり なし(サードパーティ製要)
日中の通知・運動 Versa 4 は強い/Charge 6 は最小限 弱い(通知なし) 強い
Suica 決済 あり なし あり
サブスク Premium は任意 サブスクで機能拡張 なし
Android 対応 あり あり なし(iPhone 専用)

ざっくり言えば、Fitbit は「Android ユーザー向けの Apple Watch」的なポジションです。iPhone ユーザーで既にヘルスケアアプリを軸に運用しているなら Apple Watch が自然な選択肢になりますが、Android を軸にしているなら Fitbit の方が Google のヘルスケア圏で統合的に運用できます。

指輪型の Oura は「睡眠と回復に特化したセンサー」で、日中の通知や決済機能はほぼありません。夜のデータ精度と装着感を最優先するなら Oura が向きますが、生活全体に組み込むという意味では Fitbit や Apple Watch が現実的です。

僕自身の使い分けは、精度重視の日は Oura、Android スマホと合わせて 1 台で済ませたい日は Charge 6、という具合に落ち着きました。詳しい他社比較は スマートリング比較ガイドスリープトラッカーおすすめ 5 選Apple Watch の睡眠機能レビューOura Ring 詳細レビュー にまとめています。サブスク不要で使いたい派の人は サブスクなしで使える睡眠トラッカー も合わせてどうぞ。

よくある質問

Q. Fitbit Charge 6 と Versa 4、睡眠計測用途ならどちらが良いですか?

A. 睡眠計測をメインにするなら Charge 6 を推します。センサーとアルゴリズムは同一で、睡眠スコアの数値もほぼ同じ範囲に収まりますが、Charge 6 の方が細身で夜の装着感が軽く、横向き寝で手首に跡が残りにくいのが 3 週間の実測で確認できました。昼の通知や運動計測まで 1 台で済ませたいなら Versa 4 が向きます。

Q. Fitbit の睡眠スコアは何点を目安にすればいいですか?

A. 参考値として、Fitbit 公式では 80 以上が「良好」、60〜79 が「普通」、60 未満が「要改善」の目安とされています。ただしこの数値は個人差があり、僕の体感でもスコア 80 以上の朝は日中の眠気がほぼない一方、スコア 70 前後でも十分快調な日はあります。絶対値ではなく、自分の 1〜2 週間の平均から大きく外れた日を「調整のきっかけ」として捉えるのが現実的な使い方です。数値が極端に低い日が続く場合や、日中の眠気が慢性化している場合は、医療機関(睡眠外来など)への相談を優先してください。

Q. Fitbit Premium に加入しないと使えない睡眠機能はありますか?

A. Premium なしでも、睡眠スコア・睡眠ステージ(浅い/深い/レム)・月次の傾向グラフといった基本機能は使えます。Premium で解放されるのは「睡眠プロフィール(月次の睡眠タイプ分類)」「睡眠アニマル」「詳細なメトリクス解説」などの分析機能です。無料でも実用上は困らない範囲なので、まずは Premium なしで 1 か月使ってみて、物足りないと感じたら加入する順番が無駄がありません。

Q. Fitbit で睡眠時無呼吸の検出はできますか?

A. Fitbit には推定 SpO2 の記録機能があり、夜間の血中酸素の変動を確認できます。ただし Apple Watch のような「睡眠時無呼吸の兆候通知」機能は現時点で搭載されていません。無呼吸の兆候が気になる場合は、Apple Watch の兆候通知機能や、医療機関でのアプノモニター検査を検討してください。Fitbit の SpO2 データも参考にはなりますが、医療診断の代わりにはなりません。

Q. Fitbit の睡眠計測は Google アカウントが必要ですか?

A. はい、Fitbit は 2023 年以降、Google アカウントによるログインが必須になっています。既存の Fitbit アカウントも Google アカウントへの移行が進んでおり、購入後の初回セットアップで Google アカウントを紐づける必要があります。プライバシー観点で気になる場合は、Fitbit の代わりに Oura Ring や SOXAI RING(サブスクなしで使える国産リング)も検討候補になります。

購入リンク

睡眠計測をメインにしたい場合はまず Charge 6 を、昼の使い勝手まで含めて 1 台にまとめたい場合は Versa 4 を推します。両機種のセンサーとアルゴリズムは同一なので、睡眠スコアの中身に大差はなく、選択基準はほぼ「夜の装着感を取るか、昼の情報量を取るか」の一点で決まると思います。

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